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中国の歴史(六) (講談社文庫 ち 1-32 中国歴史シリーズ)

中国の歴史(六) (講談社文庫 ち 1-32 中国歴史シリーズ)

中国の歴史(六) (講談社文庫 ち 1-32 中国歴史シリーズ)

作家
陳舜臣
出版社
講談社
発売日
1991-03-07
ISBN
9784061847873
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中国の歴史(六) (講談社文庫 ち 1-32 中国歴史シリーズ) / 感想・レビュー

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Akihiro Nishio

本巻は明代から清の建国、そして忍び寄るアヘン戦争まで。明にはほとんどまともな皇帝が出現せず、官僚の腐敗も著しかったが、代わった満州族はヌルハチ、ホンタイジ、ドルゴン、康煕帝、雍正帝、乾起帝とすぐれた指導者が続く。金の時代もそうだったが女真族は政治が上手ですな。結局、漢民族は戦争と政治はほとんど駄目だが、商売と文化活動は得意という珍しい民族ですな。本巻読了でいよいよあと1冊を残すのみ。

2016/04/25

つきの

明の全盛期から滅亡、そして清の勃興から全盛期まで。明朝は、同じ漢族王朝である宋(南宋)に比べるとどこか陰気な感じがしてあまり好きになれなかった。滅亡に際して国に殉じた烈士のエピソードもパッとせず、当時の漢人からもあまり愛されていなかったのかと思った。清に関しては、明末の勢力拡大から康煕・雍正・乾隆期の全盛が描かれた。ページの都合か、他の王朝と比べてかなり駆け足だったのが残念。

2023/04/14

かみかみ

明の永楽帝の時代から清の乾隆帝の時代まで。明を起こしたのは洪武帝こと朱元璋だが、建文帝から帝位を奪取して北京に遷都、その後の王朝の基本構造を定めたのが永楽帝であると考えると、彼は第二の創業者と言えるかもしれない。ティムールやヌルハチに関する事績も結構詳しい。他にも著者が明代の各時期の陶磁器を手掛かりに、当時の時代背景や歴代皇帝の力量を考察していた点が興味深い。

2019/05/20

れんれん

中国の歴史に関しての本は難しい、細かすぎるのが多いがこれは読みやすかった。たまたま安価で入手できたこの巻から読んだが他の巻も読みたいと思った。

2019/05/05

シノッツォ

明から清へ。北宋から南宋が面白かったせいか、もしくは朱元璋の創業から晩年に至るまでの功臣たちに対し暗い影を落としているのもあってあまり面白味はなかったかも…。清に至ると、今までも中国は国際的ではあったと思うが、かつてとは比べ物にならないくらいの西欧の進出や、諸外国が力を付けて国力でも清王朝と対等となってきたことに対してどのように国を統治していくのか、またいかに中華思想から脱却するのかが気になってます。

2017/02/15

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