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天狼星 2 (講談社文庫 く 2-20)

天狼星 2 (講談社文庫 く 2-20)

天狼星 2 (講談社文庫 く 2-20)

作家
栗本薫
出版社
講談社
発売日
1990-11-01
ISBN
9784061848030
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天狼星 2 (講談社文庫 く 2-20) / 感想・レビュー

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セウテス

天狼星三部作その二。いつの間にかシリウスは、日本に舞い戻って来ていた。狙われたのは、日舞の花形芳沢胡蝶である。伊集院大介は、胡蝶のボディーガードとなりシリウスとの対決に挑む。初代ワトソン役であった森カオルと、伊庭緑郎の引き継ぎらしき場面がある。結婚をした事で仕方がないと思うが、少々寂しくもあり別の機会に登場してくれる事を願う。途中シリウスの過去が明らかとなるが、剰りにもあっさりと判明し、怪人という立場の上に於いても、謎のままの方が良かったのではと思う。ラストに消えた胡蝶とシリウスを追って、大介も姿を消す。

2015/12/28

カナン

天狼星第二部。第一部とは大きく面子が変わり、中心となるのは日舞の花形であり天才と謳われる芹沢胡蝶。芸道と衆道の世界が前面に出ているので続き物だということを忘れそうになります。案外あっさりとシリウスの正体が明かされ、さぁこれからというところで主人公を含めた主要人物が揃って行方不明になり、そのまま次巻へ。シリウスが好きなので、今回は出番が少なくてちょっと残念。でも一部から続いて登場している怜が変わらず格好良くて可愛い。「普通」に生きることの出来ない、いつも夢と現実の狭間で揺れているような胡蝶の美しさも魅力的。

2018/08/24

ホームズ

伊集院大介とシリアスの対決第2ラウンド。お正月に年賀状を送ってくるあたりはかなりふざけているシリアス(笑)今回も関係者の恋愛が基本的に同性同士と言うおそらく作者の趣味が全開というイメージの展開。今回はシリアスの過去が明らかになり事件の動機も分かりやすくなってしまったのが残念。もう少し謎のままで良かった気がする。孤蝶のキャラクターがちょっとめんどくさいと言うか…。周りもなんか甘やかしすぎている感じがどうも受け付けなかった…。

2020/03/17

けいちゃっぷ

当然、前回の続きから始まると思ったら、今度は別人がターゲット。伊集院大介も犯罪方法の推理はしないのですね。どんなに不可能犯罪に思えてもシリウス絡みだから、で済ましている印象。次巻ですべての謎が明らかになる・・・のか?405ページ

2010/09/20

ako

シリウスがいつの間にか日本に帰国。日舞の花形、胡蝶が狙われボディガードをする伊集院大介。素晴らしい才能と、夢とうつつのはざまにいるかのような胡蝶の魅力。シリウスの素性が明かされますが、明かされても尚不思議な人です。大介とシリウスの胡蝶を巡る対決は次巻へつづく。

2015/06/03

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