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休暇の土地 (講談社文庫 か 48-3)

休暇の土地 (講談社文庫 か 48-3)

休暇の土地 (講談社文庫 か 48-3)

作家
景山民夫
出版社
講談社
発売日
1991-02-01
ISBN
9784061848481
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休暇の土地 (講談社文庫 か 48-3) / 感想・レビュー

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神太郎

正に平成はじめのバブルの香りがほのかに感じられ、本人も意図してなかったらしいが車がらみのショートショートも含めた短編集。著者は故人だがテレビなどには結構出てたみたい(残念ながら当時私は小さく記憶にない)。放送作家もしてたからか放送関係やら業界に関係する短編が多いか?昔はポルシェなりシトロエンなりを若者(一部でしょうが)が乗り回してたんかとビックリ。ちょいちょい感性が違うのもジェネレーションギャップとして受けとる。当時の雰囲気分かる人には面白いかもだが今の人の感覚と合うかはわからない。

2020/05/26

ハチ15

渋くてカッコいい、ゾッとする話、クスッと笑えるコメディ。いろんな景山民夫さんを知ることができる短編集。 テーマを設けず、幅広いジャンルの短編集は、その作者さんの作風を掴むのにうってつけですね。 景山民夫さんの渋カッコいい小説は長編でも読んでみたいと思いました。

2023/02/04

ライム

コントドラマ風(80年代末の空気感が懐かしい)の短編が どれも面白く、軽率者を笑い飛ばす悪意はあっても下品さは無い。そして、動物も含む多様性への筆者の優しいまなざしを感じる。それは、異常に遅い車のシトロエンだったり、ジョニ黒の酒の上のコミュニケートが文化発言、この人の悩みの種が消えますようにの治療、休暇の土地・砂漠でも、いろんな生物がそれぞれのルールとモラルを守って生活してる 等の記述に散見され、しみじみとさせる。

2023/01/29

kyan

もう随分前に買った本。久しぶり。 表題はじめ全12編の短編小説集なんだけど、 キーデバイスは車かな。 自分の気に入ったのは、表題兼1話目の「休暇の土地」 これには、オートバイも出てくる。 当時、砂漠とりわけ、バハカリフォルニア砂漠や、 アリゾナの砂漠地区に行ってみたかった。 人間の作った明かりが見えないところ、 それが俺の休暇の土地。 淋しい。それが砂漠に来る理由。YAMAHA DT200のバイク乗り。 そして、ふたりは一時を過ごして、名も告げず、それぞれの道へ行く。いいね!★★★

2017/02/22

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