僕の昭和史 2 (講談社文庫 や 4-7)
僕の昭和史 2 (講談社文庫 や 4-7) / 感想・レビュー
sabosashi
ニホンの敗戦から著者の米国留学までの十五年を語る。 苦しいながらも、ようやく報われて執筆作品が活字へと姿を換えるあたりは、よく知られた話。 戦後の民主化についてもやはり、横目でしか見られない。 将来のことを自分で決められる環境にいたことがないから、とか語る。 つまり、ニホンの戦後とは、「与えられたものを強制的に受け取らされるだけ:であったとか。 このへんが、たとえば大江健三郎とか小田実あたりとはずいぶん異なっている。
2017/02/23
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