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水車館の殺人 (講談社文庫 あ 52-2)

水車館の殺人 (講談社文庫 あ 52-2)

水車館の殺人 (講談社文庫 あ 52-2)

作家
綾辻行人
出版社
講談社
発売日
1992-03-01
ISBN
9784061850996
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水車館の殺人 (講談社文庫 あ 52-2) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

確かに昔読んだはずなのに、完っ全に中身を忘れてた。だから多分、再びの衝撃でした。伏線とおぼしき箇所がふんだんに散りばめられています。不可解な事件に対するパズルの断片を拾い集めるが如く謎に近づいていきます!それが読み手にとって嬉しい。そしてそれこそまさに著者の策略。最後に解き明かされる真相はお見事です!小説の一時代に燦然と輝く綾辻:館シリーズ!未読の作品も多いのでまだまだ楽しめそう。タイトルの『水車』にあまり意味を感じませんでしたが、なるほどそういう事ですか。語り継がれるに相応しい、納得の傑作ですね‼️🙇

2020/05/05

Tetchy

1作目の『十角館~』に比べると、謎も簡単で、多くの人がトリックならびに犯人を当てることが出来るという作品だが、幻視家、仮面の男、館に住む美少女といった時代錯誤な設定は氏の趣向が横溢しているといえる作品。

2008/11/09

PSV

館シリーズ2作目。久々に読んだのだが、その古典ミステリ的な趣向が凄く楽しい。仮面の主人とか、囚われの美少女とか。過去と現在とが交錯する手法も好きだし、「十角館」よりも古典ミステリらしいと言えばらしい。オチとか犯人は分かるかもしれないけど、それを差し引いても流石の面白さ。物理トリックは大好きです。  ★★★★☆

2012/11/20

とも

館シリーズの2作目。今回も中盤で犯人かもって思う場面は何度があったが、最後のトリックと、最後の最後は、んーっと唸った。館シリーズ全巻注文した。これから読むの楽しみ。

2023/01/08

ぺぱごじら

なるほど有栖川有栖さんが『綾辻以降』とミステリ新本格派宣言を提唱するだけの作品。1980年代後半に綾辻さんが始めた手法が、当時どれだけ斬新なものであったかを想像するとなおのことそう感じます。読み手を驚かす仕掛け、鵜の目鷹の目で犯人探しをする読み手をにやりとさせる叙述。読み手の想像力に挑戦する『館』の複雑な構造。そしてラストの戦慄。今後、綾辻作品(と中村館)を追い掛けていく楽しみを感じさせてくれました。

2012/12/06

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