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小説十八史略(四) (講談社文庫 ち 1-45 中国歴史シリーズ)

小説十八史略(四) (講談社文庫 ち 1-45 中国歴史シリーズ)

小説十八史略(四) (講談社文庫 ち 1-45 中国歴史シリーズ)

作家
陳舜臣
出版社
講談社
発売日
1992-04-03
ISBN
9784061851252
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小説十八史略(四) (講談社文庫 ち 1-45 中国歴史シリーズ) / 感想・レビュー

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大阪魂

最初からおもきし三国志!劉備、呂布、曹操、孔明、仲達などなど、有名人そろい踏み!官渡の戦い、三顧の礼、赤壁の戦い…でも死せる孔明、生ける仲達を走らす!が仲達の仕掛けやったとはねー!その後むちゃややこしい五胡十六国、南北朝時代に突入!でも世界史やってたときは全然わからんかったのがちょっとはわかった気になった!そして最後は北周の外戚・楊堅による隋の統一!400年一気読みやった!水商売の店の前に塩盛る習慣、皇帝の寵愛を受けるための作戦やったって…そんな習慣いまもあるんかな?あと後趙の石勒の顧問集団!勉強なったー

2019/12/16

紫陽花

五胡十六国時代の話です。国がすぐに倒れるので色んな王や帝が出てくるので読みづらかったです。 秦は春秋戦国時代の群雄割拠を反省し、郡県制を敷いて、地方に王が乱立しないようにしました。しかし、漢は秦が短命に終わったのは帝族に力がなかったからだということで、各地に劉一族の王を立てました。その後の魏は王族の力を弱め、その後の晋は王族の司馬一族の王を各地に配置しました。歴史は繰り返されると言いますがまさにその通りですね。制度が上手く機能するかはその制度を運用する人次第。人が大切ですね。

2019/02/02

ジンベエ親分

この巻は三国時代から晋の短い中国再統一、そして五胡十六国の戦乱の世を経て隋による再統一まで。印象的なのは晋時代の八王の乱。あまりに入り組んでいるので著者も「小説」の形式をかなぐり捨てて(元々小説形式にはさして拘っていなかったが笑)最初に概要を箇条書きで説明するほど(笑) 一言で言えば晋王朝の王族が互いに殺し合い、結果的にほぼ全滅するという開いた口が塞がらない馬鹿馬鹿しくも凄惨な内乱。三国志のゲームでは諸葛亮と双璧をなすほどの知力政治力を誇った司馬懿も、僅か数代後にはこんな程度の低い一族になっているとは…

2017/12/07

崩紫サロメ

三国時代から南北朝、隋まで。三国は同氏の『秘本三国志』とちょっと違うところもあって比べると面白い。個人的には五胡十六国のあたりがおすすめ。なかなかエンターテイメントで五胡十六国は少ないので。西晋の皇后から前趙の皇后となった羊氏のエピソードなど、印象深い。あとは最近流行りの(?)侯景の乱の話も少し出てくる。

2020/01/07

さよちゃん

三国時代に関しては、普通は5巻とか6巻とか、長ければ10巻以上のボリュームのある話をスピーディに書かれていて、面白かったです。劉備像も、他とはちょっと違って個性的で魅力的でした。孔明も素敵で良かった。が、しかし、晋が建ってから小国乱立のくだりは読むのが辛かった。もう誰と誰が血縁で誰が味方で敵でいったい誰に謀られて殺されたのか、サッパリです。最後にやっと唐が中華統一しましたが、どうせまた殺し合いが続くのでしょうね……。

2020/08/18

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