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0の殺人 (講談社文庫 あ 54-2)

0の殺人 (講談社文庫 あ 54-2)

0の殺人 (講談社文庫 あ 54-2)

作家
我孫子武丸
出版社
講談社
発売日
1992-09-01
ISBN
9784061852273
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0の殺人 (講談社文庫 あ 54-2) / 感想・レビュー

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夢追人009

我孫子武丸さんのユーモアミステリ「速水三兄妹」シリーズの2作目は真に人を食った小バカにするような落語みたいな作品なのですよ。本筋に入る前に本文中のユーモアを紹介しますと血みどろの死体を見て「あのほら、バケラッタ―とかラッタッターとかいう」「スプラッターでしょう」てな具合ですね。さて、本書は冒頭に「作者からの注意」を掲げ著者は大胆不敵にも容疑者達を4人にしぼり必ずこの中に犯人がいると断言しています。この作者の自信満々の姿勢に否が応でもテンションが上がり誰もが「よし、絶対に見破ってやる!」と燃えるでしょうね。

2022/05/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

速水三兄妹その2。容疑者4人が次々と死んでいき、タイトルの意味も理解できる。

2013/09/06

Tetchy

本の厚みも薄く、登場人物も少ないのに、見事に騙された!もう気持ちいいくらいに。今のところ我孫子氏作品の中でベストです。いやあ、こういうの好きなんスよ♪

2008/11/20

nobby

なるほど『0の殺人』読み終わってタイトルに納得。犯人が4人に限られるとの筆者からの前書きに始まって、当事者・警察・速水3兄弟の順番で描かれる構成は分かりやすく楽しめる。ある家族の身近な殺意やら、とてつもない事故やらが、果たして関連するのか偶然なのか。作者自ら後書きで語る様に“スカッとさわやか”まとまりお見事!ページも薄くお手軽感満載の作品。とても『殺戮にいたる病』と同じ作家による物とは思えない(笑)

2015/06/25

乱歩太郎

0の殺人、読了。今回もかなり面白かった。話の流れが非常に綺麗!速水三兄妹のやりとりも小気味好くてサクサクと読めました。そして何より連続殺人の落ちがかなり綺麗。予想外でした(笑)解説を読んで、構成の巧みさにも唸りました(笑)

2016/12/12

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