テニス、そして殺人者のタンゴ (講談社文庫 さ 48-1)
テニス、そして殺人者のタンゴ (講談社文庫 さ 48-1) / 感想・レビュー
シガー&シュガー
三十代独身男、ジャズを愛する中島のもとへ、録音テープが一切ないという伝説のジャズピアニスト・伊豆田の演奏テープが発見されたと話が持ちかけられる。その演奏テープを巡って殺人事件が起きる。サスペンス部分はそれほど面白くないけれど、登場人物はそれぞれ面白く書き分けられていて(女性については下手かな)主人公がジャズと車、テニスについて語るところは少年らしい一本気とさわやかさを感じさせる…と思ったらもともと青春小説を書いていた人だとのこと。ジャズを詳細に描いているのにタイトルはタンゴである理由も最後にさらりと。
2014/08/20
慧
★★
2008/07/07
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