氷の森 (講談社文庫 お 45-2)
氷の森 (講談社文庫 お 45-2) / 感想・レビュー
紫 綺
「新宿鮫」シリーズの原点となる作品。大沢さんの主人公のダンディズムが心地いい。追いつめて追いつめて、痛めつけられ、殺されかけ、一気に逆転のストーリーにハラハラし通し。結末はあっけなかったが、楽しめた。
2014/07/11
背番号10@せばてん。
【1989_このミス14位】1993年8月24日読了。当時、大沢在昌氏に一目惚れした作品。
1993/08/24
highig
( ^ω^)六本木を舞台にした大沢在昌らしいハードボイルド小説。発表は89年、もう三十年以上も前の出版だが、本作の舞台となる六本木、同じ繁華街でも歌舞伎町や赤坂とは違う何処か排他的で冷たいイメージ・・・その街の雰囲気の描写はブーンが思う今の六本木の姿と驚く程に変わりがない。まあハードボイルド小説にはうってつけな舞台だ。苛まれる孤独に抗い、チンピラを叩きのめし、行きずりの女の子とニャンニャンする(笑)強さと弱さを程なくシェークして作られる苦いカクテル。完成度は並。やはりラストが尻すぼみなのは頂けないかな。
2020/05/01
こすもす
テンポがよくわかりやすくスイスイ読めた。探偵、緒方の人間くささが魅力のひとつだと思う。
2013/06/30
かずまん
今読んでも、安定しておもしろい。 何年頃に、はじめて読んだのだろう。92?93年? 恐怖による、葛藤の物語。
2015/05/12
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