相続人TOMOKO (講談社文庫 お 45-4)
相続人TOMOKO (講談社文庫 お 45-4) / 感想・レビュー
えみ
前後左右どころじゃない、上下遠近さえ命を狙う敵が照準を合わせて弾を放つ機会をうかがっている。包囲された絶体絶命、女の壮絶な闘いに息を呑む。油断大敵、ハードボイルド小説とはこれだ!と読者の魂にも熱く熱した弾をここぞとばかりに容赦なく撃ち込みだす。迷いなく死闘に身を置くトモコと、巻き込まれた風俗嬢の智子。二人の敵は、日米複合秘密組織!!一ミリの油断が命取り。生きるか死ぬか、殺るか殺られるか。助かる道はどこにある?米大統領の来日、協力者の死、恩讐入り乱れる中での命のやり取り。女の意地は強さと美しさを生み出した。
2022/12/22
Carlos
再読。1990年発表の女性スパイの裏切り後の物語。話がスムーズで一気読み。映画化されて主人公が小柳ルミ子なのに時代を感じるなぁ。
2024/01/07
背番号10@せばてん。
【1991_このミス41位】1993年12月27日読了。あらすじは忘却の彼方。
1993/12/27
GAKU
大沢在昌氏のかなり前の作品です。女性を主人公とした良い意味での「B級小説」でした。最終的にはアメリカ大統領まで登場と、かなり大風呂敷な展開でしたがそこは大沢在昌氏、劇画を読んでいるようにサクサクとそれなりに楽しめながら読みました。ちょっとした、暇つぶしに気軽にめくる小説といったところでしょうか。以前友人がくれて、積読本として埋もれていました。買ってまでは読まないですね(^^;)
2015/07/23
シロー
サクサク読めるB級ハードボイルド。ヒロインは勿論魅力的なのだが、それ以上に最初ダメダメだった同行女性がヒロインの影響で成長するのが面白い。ぐっとくるセリフもヒロインより、むしろ彼女発の方が多い。かなり突拍子もない内容なのに違和感無く読ませるのは流石の大沢節。
2017/01/18
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