野ばらたち (講談社文庫 き 27-1)
野ばらたち (講談社文庫 き 27-1) / 感想・レビュー
カニック
昭和30年代に小学生から中学生になった主人公尚子の色んな出来事を綴った連作短編集。劇的な出来事は何も無いけれど「プールに入ってトラホーム」や「ロイ・ジェームス」など心を揺さぶるキーワードが出てきて楽しかったです。作詞家としては超有名な著者の自伝もかなり入っているということで興味深い面もありました。素晴らしき昭和を描いた一冊です。
2021/01/22
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