読書の時間 (講談社文庫 ま 27-1)
読書の時間 (講談社文庫 ま 27-1) / 感想・レビュー
Ichiro Toda
実用書、画集から文学作品まで多くの作品を扱った読書エッセイ。又吉直樹の第2図書係補佐を読んでから、この手の本に興味を持つようになった。誰も一冊は読んでみたくなるような語り口とジャンルの幅広さ。松本さんの読書に対する思いなど、軽快な語り口で進み、最後に「なにか読みたいなあ」という気にさせてくれる。こういう種類の本は読メとともに用いると楽しさが倍増する気がする。
2012/07/22
まるがいっぱい
知らない本の話でも、さくさく読めるのは、本の解説より、郁子さんのエピソードがおもしろから。でも、ジャンルも多岐に渡っているので、私にも読めそうな本が見つかった。
2015/11/05
トマシーナ
なんて贅沢な本なんだろうと思ったけれど、それ以上に贅沢な職業。書評ということは、本を読まなければ成り立たない。それを職業にしてしまうのは、かなり贅沢なことだといえないだろうか。勿論、書くことも大切なので、読んでおしまいというわけにはいかないが。この著者と同世代ということもあって、共感を呼ぶ部分は比較的多いのだが、それにしても一冊の本を読んで、違った考え方、視点があるのだということは大変興味深い。
2023/01/18
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