丹波家殺人事件 (講談社文庫 お 63-3)
丹波家殺人事件 (講談社文庫 お 63-3) / 感想・レビュー
nobby
まさに愚の骨頂な面々を巻き込む連続殺人から導かれたのは丹波家の崩壊…富豪の死をうけて繰り広げられる下賎な遺産争いを、もう分かりやすく苦笑しながら読まされる。仏間に雪積もる祠に夜中の寝室にと作られる密室状況に、黒星警部は「み、み、み……」と興奮するだけでエロもほぼ無く傍観のみがちょっと寂しい…事件の不可解さ極まる事態に、全員が怪しくないとか、まさかと疑う幽霊は人を殴り殺したりワープロ打てるはずないなんて推理には呆れる(笑)終盤、急転直下で明かされる真相には想定通りと捻りが合わさるが、コミカルさ少なめが残念…
2020/11/07
ダイ@2019.11.2~一時休止
黒星警部その4。遺産争いモノ。この作品は黒星警部必要なのかというような感じで重い展開。
2013/12/21
背番号10@せばてん。
1996年11月22日読了。あらすじは忘却の彼方。(2019年3月12日入力)
1996/11/22
そのぼん
王道のミステリーって感じでした。大金持ちの音が死に、その財産を巡り家族間でもめ事が起こります。その最中に殺人事件が起こりー。この展開を見ていると、今まで読んできた折原一の作品の雰囲気とは違い、吉村達也の作風に近い感じがしました。
2012/08/12
kamietel
★★★★☆なんとなく横溝正史っぽい雰囲気が漂う正統派ミステリーという感じでした。しかし、折原氏の作風ってこんなんだったっけ?と思い調べてみると、これがシリーズ物である事と、折原作品の中では異端作の評価(一般的にですが)を受けていることを知りました。黒星警部、この作品では名前の通りまったくの黒星でしたが、こんなキャラクターでシリーズ物を作る事に逆に興味が湧いて来ましたね〜。
2018/05/04
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