永遠のジャック&ベティ (講談社英語文庫 93)
永遠のジャック&ベティ (講談社英語文庫 93) / 感想・レビュー
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『永遠のジャック&ベティ』『グローイング・ダウン』『栄光の一日』『蕎麦ときしめん』『猿蟹の賦』の5編収録。表題作『永遠のジャック&ベティ』は、中学の英語の教科書に登場したジャックとベティが50歳で再会する話。50になっても昔の癖で変なふうにしか話せず言いたいことが伝えられない。これは教科書英語を皮肉るものだから、英訳では、意味のない短文が連なることはわかるけど、そのおかしさがあまり伝ってこない。「オー、何という懐かしい出会いでしょう」「私はいくらかの昔の思い出を思い出します」と日本語にしてこそだと思う。
2017/12/15
abema
「インパクトの瞬間」を懐かしく読み返す。その他短編は芸達者な清水義範氏の実験室的なクオリティ。
2009/08/14
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