たけくらべ・山椒太夫 (少年少女日本文学館1)
たけくらべ・山椒太夫 (少年少女日本文学館1) / 感想・レビュー
Tonex
「たけくらべ」のみ。円地文子によるオーソドックスな現代語訳。円地文子というと、『源氏物語』の現代語訳で有名だが、それ以外にもいろいろな古典作品を現代語訳しており、この「たけくらべ」も安心して読める。◇用語解説や図版が豊富な子ども向けの本だが、やはり「たけくらべ」は子どもが読むには難しいと思う。
2016/05/10
月夜乃 海花
樋口一葉のたけくらべ、森鴎外の高瀬舟が良かった。森鴎外は舞姫の切ないイメージがあったけど、色々な作品を書いているんだなと驚いた小泉八雲の話は有名な話が多い。やっぱり雪女の話は切ない。
2017/11/29
さたん・さたーん・さーたん
この夏の課題として、文学館シリーズ読破を目指します。読み終わった後に、「たけくらべ」の文章の細やかさが際立つ。「最後の一句」、「羽鳥千尋」は現代の少年少女に向けたメッセージを込めて収録されているのか。山椒大夫の姉弟など、大人に対して堅い意志を持つ子どもの姿や、目標達成のために努力を惜しまず苦をも厭わない青年など、児童向けの編集とはいえ大人も大きく心動かされる名作ばかり。
2016/07/17
ユカル
少し難しかったと感じました。 でも、どのお話も昔のものとは思えなくて、楽しく読めました!
2012/08/11
ありんこ
明治時代の文語文を訳したものに、赤で注釈がたくさん。絵の説明も細かくあり、割とすんなり読めました。たけくらべと山椒大夫、どちらも名作。余韻の残るラストがとても印象に残りました。
2009/09/25
感想・レビューをもっと見る