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幼年時代・風立ちぬ (少年少女日本文学館9)

幼年時代・風立ちぬ (少年少女日本文学館9)

幼年時代・風立ちぬ (少年少女日本文学館9)

作家
室生犀星
出版社
講談社
発売日
1986-09-01
ISBN
9784061882591
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幼年時代・風立ちぬ (少年少女日本文学館9) / 感想・レビュー

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月夜乃 海花

今回は詩人であり、作家である室生犀星や佐藤春夫そして堀辰雄の作品が収録されていた。詩的な小説は好きなので、いつもより読み心地が良かった。佐藤春夫の作品が面白かった。そして、室生犀星と佐藤春夫はなかなか辛そうな人生を送っているなぁと思った。最後のあとがきにまさかの萩原朔太郎の娘さんが出てきたので、興奮した。室生犀星と萩原朔太郎は仲が良い。だからもっと室生犀星と萩原朔太郎のエピソードを書いてくれたら嬉しかった。

2018/01/09

さたん・さたーん・さーたん

詩人として、小説家として、2つの形態で文を綴る作家たちならではの、繊細で清らかな自然や心の描写が際立つ作品集。佐藤春夫「西班牙犬の家」は、正に夢に思い描く森の隠れ家そのもの、おとぎ話さながらの不思議で謎めいた家が強く印象に残った。堀辰雄「風立ちぬ」では八ヶ岳の麓、すり減る命で寄り添いながら、細くか弱くしかし確かに心を通わせ合う純愛が胸を打つ。

2016/10/09

レモンケーキ

ジブリの「風立ちぬ」の原作かな?と思ったら全然違った。肺病によりサナトリウムに入院している婚約者との静かな日々をつづった物語。情景描写が美しく、死に向かう中での幸福や不安が細かに表現されている。「風立ちぬ」だけ読みたい人は、「うつくしい村」も収録されている文庫本を買うのが良し。

2016/10/21

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