ノンフィクション名作選 (少年少女日本文学館30)
ノンフィクション名作選 (少年少女日本文学館30) / 感想・レビュー
がんぞ
井出孫六の選で「ぜひとも読んでおいてもらいたい」作品が集められているが向田邦子の随筆など子ども時代の回想は創作に近いものだろう。教科書にも載っている椎名誠『岳物語』は息子に小学校をさぼらせて一泊の釣りに行く話。「大きくなったら何になりたいと思っているんだ?」俺もそれが心配だ。左翼は子をフリーターか自由業以外に育てられないことがあまりにも多い。もっと気持ち悪いのが万引きをした子が「ごめんなさい、もうしません」というのに「罪は一生消えない」と追い詰める灰谷健次郎。『熱気球イカロス5号』だけが純粋のNFで良質
2012/05/09
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