かっくん ~どうしてボクだけしかくいの?~ (講談社の翻訳絵本 ピュア・セレクション)
かっくん ~どうしてボクだけしかくいの?~ (講談社の翻訳絵本 ピュア・セレクション) / 感想・レビュー
のぶのぶ
「スイミー」みたいな話。ひとりだけ四角。角があるから、痛いと嫌われる。丸のように転がれない。でも、四角の僕にしかできないことがある。それは、絵本を読んでください。じぶんにできることを、強みを生かすことは、相手がわかってくれることに繋がる。自分らしくいる、自信を持つ、難しかったら開き直るぐらいがいいかも。弱味を見せるが、自分の好きなことも出す。どちらも出さずに我慢するのが、一番、よくないように思う。自分らしく生きよう。
2018/08/16
ヒラP@ehon.gohon
乙武洋匡さんが訳していることにも意味を感じる絵本です。 まんまる家族から、キューブのような子どもが産まれたら、どのように感じるのでしょう。 家族の愛があっても、まんまる社会で、立方体が生活するのは容易なことではありません。 含みのある絵本は、様々なことを暗示しています。 でもかっくんと呼ばれた立方体は、まんまる社会人にはできない特技を持っていました。 排他から共存へ、誰もが共有しなければいけない課題だと思います。
2021/07/07
ほんわか・かめ
乙武洋匡さん翻訳。まるい生き物たちが暮らす中で、自分だけがしかくい存在。まるい社会で自分だけが四角いと暮らしにくいし、できないことのほうが多い。排除されることも。でも、四角だからこそかっくんにしかできないことがある。ただ、役に立つ立たないじゃなくて、本当はいるだけでまるごと存在が認められるほうがいいんだけどね、となんとなく思いました。〈2001〉
2022/07/22
anne@灯れ松明の火
読友さんご紹介。まんまる家族。まるの大きさや色は違うけれど、とにかく、まる。そこに生まれたしかくい子”かっくん”。親は愛してくれても、周りは微妙な反応。さて、かっくんは受けいられるのか。やはり、違うということは、はじかれてしまうのだな。そのままの姿で受け入れてもらえればいいのに。かっくんに、新たな長所が出てこなければ、はじかれたままだったのかな。結末がちょっとひっかかった。 絵は、ジョス・ゴフィンさん。シンプルで、かわいらしい。乙武洋匡さん初翻訳。
2021/07/22
スノーマン
丸の仲間たちに四角い『かっくん』これは色々想像をかき立てられる物語。道徳的な匂いもプンプンするけど、最後は胸を張って生きていけそうなラストでホッとした。ブツブツおじいちゃんが、丸くしてやる〜と怖い顔してたのが現実にもありそうで胸が痛むわ。
2017/09/11
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