少女探偵に明日はない (講談社X文庫―ティーンズハート)
少女探偵に明日はない (講談社X文庫―ティーンズハート) / 感想・レビュー
kaolu
フランスのカンヌで暮らす高校生のミカが、映画俳優の死の真相をスクーター探偵団と共に追いかける。ティーンズハートらしくないカラー。コバルトで出ていてもおかしくない感じ。コート・ダジュール、ニース、土地の背景描写なんかは異国情緒を感じさせる。スペイン在住で、ヨーロッパを転々としていたという著者の経験が活かされているのだろう。スクーター仲間のフランソワと事件解決に向かう後半はスピード感あった。地の文は三人称で、当時にありがちな変なノリとかないので今読んでも違和感なく楽しめた。
2018/10/25
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