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悪霊なんかこわくない (講談社X文庫 106-3 ティーンズハート)

悪霊なんかこわくない (講談社X文庫 106-3 ティーンズハート)

悪霊なんかこわくない (講談社X文庫 106-3 ティーンズハート)

作家
小野不由美
中村 幸緒
出版社
講談社
発売日
1988-12-01
ISBN
9784061902572
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悪霊なんかこわくない (講談社X文庫 106-3 ティーンズハート) / 感想・レビュー

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クナコ

再読。著者の初期のホラー作品。内容は出たレーベルに合わせてかかなり少女小説的。「ゴーストハント(悪霊シリーズ)」に似たタイトルだが繋がりはない。ただ登場するキャラクターの設定や性向に後のシリーズの原型を見られなくもない。著者の、何度もシステマチックに表出する怪異の見せ方もこの頃からすでに確立されている。著者自身怖い話が好きだというから、見聞きした怪談の理由や仕組みを想像するのを楽しんでいるのだろう。

2019/09/05

陸抗

タイトルに「悪霊」とついてたので、ゴーストハントシリーズかと思ったら、違ってた。悪魔払いのプロがいないからか、ヒントをくれる霊がいたりしたけど、話は怖かった。悪霊が部屋に入ろうと、部屋の周りをぐるぐるする部分は特に。

2017/05/17

紫鈴

最初の数ページでリタイアしようかと悩んだくらい、擬音だらけで軽い。しかし、部屋のまわりを何かが廻っている場面は、一人称効果ですごく怖かった。ご都合主義な所も色々あるけど、この時代(1989年)ってこんなもんだったかな。と懐かしく思う。訪ねてきた旅人を殺害するのは、わりとよくある祟りの始まりらしい。☆3

あおい

ようやく読む機会を得ることが出来ました…!(感涙)デビュー作と2作めはサスペンス?ミステリ??な感じでしたが、こちらは小野不由美さんの本領発揮!できっちりホラーな作品です。幽霊の登場シーンはさすがに秀逸で、ゾクゾクしてしまいました。個人的に、ですが、初期の3作品を流れる空気がとても好きです。これらはこの頃にしか書き得なかった作品たちなのかもしれません。ですが、またこんな空気を醸し出す小野さんの作品に会えたら嬉しく思います。

2014/06/29

けい

前回読んだ、バースデーイブより読みやすかった。笑 文体はポップなのに、しっかりホラーでギャップがすごい。ライトめに書かれてるので怖さは半減してるけど、普通に書いたら普通に怖そう。

2023/10/12

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