悪霊はひとりぼっち (講談社X文庫 106-7 ティーンズハート)
悪霊はひとりぼっち (講談社X文庫 106-7 ティーンズハート) / 感想・レビュー
うえぴー
シリーズ4作目。新たなレギュラーメンバーと共に立ち向かうは、またしても高校に頻発する怪異の数々。学校中で流行したコックリさんが、とんでもない事態を招いてしまう。学校に要請されたナル御一行は、情報収集、仮説の構築、事態の観察を繰り返して事態の本質に迫って行くが……。これってミステリの手際そのまんまですよ、小野不由美すげー! 心の底に触れてくるような恐怖描写もいいし、徐々に明らかになる各キャラクターの秘密もワクワクするし、ラストの対決なんか「どうやって解決すんのこれ⁈」と頭抱えちゃうくらいドキドキした。
2017/11/17
ふみ
きゃぴり具合も上手くなじんで、というかきゃぴる場面を独立させて、立派な少女小説。
2020/05/11
クナコ
再読3回目。著者初期ホラーシリーズ第4巻。本書のタイトルの方が「悪霊がホントにいっぱい!」でも全く問題ない。舞台は前作とやや被り感のある高校。展開もやや似ている。今回は前回話題に出た、厭魅以外の呪詛のもう一つの形が登場。主人公の麻衣もできることが増え活躍、と同時に無鉄砲に磨きがかかってくる。この辺りが読者が麻衣を好きか嫌いか分かれる(第1巻以来の)ポイントかもしれない。私自身は自分が登場人物より大分年上になってしまったせいか、「若いなあ」という程度で気にならない。初読時は確かに腹がったったと記憶している。
2020/02/11
み
リライト版と大きく違うのは、用務員のおじさんがいないとこ。2巻も庭師のおじいさんいなかったし、やっぱり少女向けにはおじさんやおじいさんは必要ないのか…?笑。
2021/09/18
綾
麻衣が悪霊だったりなーとは思いながら読んでいるうちに、タイトルはただ単にその事件の悪霊の気持ちなのだと・・・。 安原さんの登場はこっちでした。
2014/09/09
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