十字路に立つ女
十字路に立つ女 / 感想・レビュー
鬼山とんぼ
題材は推理小説としてはユニークではないが、文章と流れはお見事で、傑作の部類と言ってよいだろう。作者を連想させる自由人の探偵文筆家岡坂が主人公。やりとりの皮肉は過剰だが、文章が実にうまい。出だしから意表を突きながらもスムーズな導入で、最後まで通奏低音として若いギター教師が関係する。岡坂を取り巻く女たちとの距離感もよい。読後感もすっきり。
2016/07/19
慧
★★
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鬼山とんぼ
題材は推理小説としてはユニークではないが、文章と流れはお見事で、傑作の部類と言ってよいだろう。作者を連想させる自由人の探偵文筆家岡坂が主人公。やりとりの皮肉は過剰だが、文章が実にうまい。出だしから意表を突きながらもスムーズな導入で、最後まで通奏低音として若いギター教師が関係する。岡坂を取り巻く女たちとの距離感もよい。読後感もすっきり。
2016/07/19
慧
★★
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