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話すことがたくさんあるの (世界の子どもライブラリー)

話すことがたくさんあるの (世界の子どもライブラリー)

話すことがたくさんあるの (世界の子どもライブラリー)

作家
ジョン・マーズデン
宇野亜喜良
John Marsden
安藤 紀子
出版社
講談社
発売日
1990-05-01
ISBN
9784061947115
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話すことがたくさんあるの (世界の子どもライブラリー) / 感想・レビュー

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彼女は普段は無言で極端に人を遠ざけている。それは何故なんだろう?日記に綴られていく文章によって明かされる秘密。無口な人でも周りの事をよく観察していて、もしかすると話している人よりも聞き逃さずに聞いていて、そのことについても色々と考えているんだなぁと考えさせられました。高校時代にそういう人が何人か居たけれどクラスでも目立っていた私の事をどう思っていたのか聞いてみたいなぁと思いました。そして、タイトルの意味がわかった時にきっと読者は胸を打たれること必至です。

2022/09/19

ぱせり

物語の最後に、「わたし」の名前を呼ぶ声が聞こえて、はっとする。おぼえるのが大変なくらい沢山の人物の名前が出てきたのに、「わたし」の名前だけが、今まで出てこなかった。それなのに、そのことに気がつかなかったなんて。名前が、姿のない少女を生きた少女に変えたように感じた。

2022/05/16

ゆきえ

子供向けの本なんだけど、たくさん泣いた。主人公の女の子は家族の問題で話すことができなくなった。読み進めていくうちにいろいろなことが明らかになるんだけど、どうやらこの女の子は顔に傷を負ったらしい。おそらく、父親が浴びせた酸によって。父親は本当は母親にかけたかったらしいのだけど。父親も手にけがをして、今は刑務所に入っている。父親は家族のために一生懸命働いてお金を稼いだ。そして母親はその十分なお金と父親の不在によって不倫をした。今は離婚して、再婚もしている。主人公の女の子は日記を書いていくのだが・・・字数が・・

2013/03/28

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