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星と月は天の穴 (講談社文芸文庫 よA 2)

星と月は天の穴 (講談社文芸文庫 よA 2)

星と月は天の穴 (講談社文芸文庫 よA 2)

作家
吉行淳之介
出版社
講談社
発売日
1989-06-01
ISBN
9784061960497
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星と月は天の穴 (講談社文芸文庫 よA 2) / 感想・レビュー

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はまだ

売春宿で、なじみの売春婦を、「道具はやはり使い慣れたものが良い、と彼は思っている。」「車の中で放尿することが、この若い娘の異常な嗜好であり情事の誘いであるとすれば、しりごみするわけにはいかない。」などと。文章つよい。「反撥するということは、その対象との間に冷たいはっきりした距離ができていない証拠とも言える。」「紀子の笑い顔に、笑わぬ目がはめ込まれ、その二つの目が彼を窺っている。」文章うまくない?! 遊びだったのが恋人になる的なないよ。でも、セフレは、恋人にならないって聞いたんだけど(誰に。☆4.5

2020/03/11

ちぇけら

星も月もたいしたことないと、愛をみうしなって言った。四十歳、結婚して離婚した。愛なんて、人間関係なんて、チッポケだとおもった。窓からみえる、小さな公園みたいに。「おれたちの間には、初めからどんな関係もありはしない。何もないところでは、終わりも始まりもあるわけはないさ」だれとも心をかわそうとせず、安宿で女を道具として抱く。小説と「小説」がまじりあい、主人公と「主人公」がまじりあう。そして女の子がオシッコを漏らし、突然はじまる恋。あなたに虐められたいのと女の子は女になって、情慾はふくれて男は男になるのだ。

2019/03/13

ステビア

タイトルがいいよね。内容はまさに吉行って感じのエロさでした。

2015/07/01

ゆう

タイトルに惹かれて初めての吉行作品!全く古さを感じず、とても読みやすかったです♪読み進めるうちにグイグイ引き込まれていくテーマでした。他の作品も読み漁りたいですね!

2014/10/02

桜もち 太郎

中年作家と偶然出会った女学生との情事を描いた作品。どこか冷めている二人がいびつに惹かれあっていく関係が良く、いかにも吉行文学らしい。相変わらずの淫靡な世界に憧れるなぁ。「隠しているものが顕れたときには、一つの事が終わる。そしてまた別の事が始まる」。隠していることさえも愛しく思い、新たな関係を予感させている。今後の二人が気になるところだ。

2015/04/11

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