持続する志 (講談社文芸文庫 おA 5 現代日本のエッセイ)
持続する志 (講談社文芸文庫 おA 5 現代日本のエッセイ) / 感想・レビュー
魔魔男爵
神の不在を見た(観照した)ので、自分が神に成って世界を創造(小説を書く)しなければいけないと思ってるキ○ガイ大江のエッセイ集。世界、社会のシステムに流され、働くだけの一般大衆の人権を認めず虫けら扱いしている。文学者から通俗小説家→政治家と堕落した石原慎太郎の創造力より、死刑囚の小説の創造力を褒め称えている糞。大江は反体制主義者であり、反戦平和主義者ではない。書物を創造しようとしない者より、人殺ししてでもネタを集め小説を創造する者を賛美している糞。人殺しでない優れた小説家がいるのに、人殺しをワザワザ褒めるな
2017/02/13
@第2版
大江が三十歳から三十三歳に至るまでに書いたエッセイ集。石原慎太郎と李珍宇と金嬉老についてのエッセイ「政治的想像力と殺人者の想像力」にて大江が想像力の定義にバシュラールのそれを援用している(p280)こと、また「同時代のフットボール」では、想像力を二つの異なった次元を結びつける鎹のようなものと提唱していること。「被爆者の自己救済行動」における力強い言葉「われわれがまずなさねばならぬ最小限のことはなにか?それはわれわれ日本人が、被爆者と共に生きる人間であることを、われわれ自身の根本的な生き方において認識し~」
2018/04/25
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