影,裸婦変相,喜寿童女 (講談社文芸文庫 いA 8)
影,裸婦変相,喜寿童女 (講談社文芸文庫 いA 8) / 感想・レビュー
AR読書記録
私の雑な印象では安部公房と江戸川乱歩のあいだくらい、という感じがあって、どのへんでそう思うか考えるに、会社や社会などと、その圧倒的な力、不条理の前に太刀打ちできない(ように思える)個人、という対立の構図と、しかし女の世界にはオカルティックなまでの神秘的、霊的な要素というのが当然のように内包されているところとか、か。なんかこう、現代の入り端の落ちつかなさみたいな。んー、まだうまくいえんな。しかし全般に、“女性”に対する畏怖というかファンタジーというか神秘化が過ぎる気がしてな。男の文学やなと思っちゃうな。
2014/11/10
eazy
石川淳を読むのは初めて。不思議などこか演劇的でメタフィクションでさえある石川淳を読むのは初めて。不思議などこか演劇的でメタフィクションでさえあるシュールな作風。当時、石川は60歳。そのことに驚いた。
2001/08/14
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