晶子曼陀羅 (講談社文芸文庫 さE 1)
晶子曼陀羅 (講談社文芸文庫 さE 1) / 感想・レビュー
スエ
与謝野寛・晶子夫妻の物語。巻末で著者自ら触れているとおり、虚実織り混ぜており年代や人名も事実と異なる部分も。著者自身も詩人であっただけに、晶子の短歌のフレーズを借りた風景描写(特に草花の描写)が実に巧みでした。読みやすさ、エンタメ性でいったら渡辺淳一の「君も雛罌粟われも雛罌粟」、一語一語噛み締めるように読むなら佐藤春夫の「晶子曼陀羅」、という感じでしょうかね。
2021/06/22
Akiko Shimomura
鉄幹、山川富美子との三角関係
2012/07/17
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