仕事部屋 (講談社文芸文庫 いC 12)
仕事部屋 (講談社文芸文庫 いC 12) / 感想・レビュー
yunomi
いわゆるプロレタリア文学が文壇を席巻していた当時、井伏の様な作風は辛い立場に立たされていた筈だが、ただ、政治とか革命といった切迫したモチーフを持たないが故にに、玉の様に文章を磨き洗練させる事が出来たとも言える。実際、ここに収められたユーモア小説は、内容以前にほとんど文体のみで成立しているんじゃないか、と思う。
2010/05/20
4082
もう何回か読み返したい
2021/02/20
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