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夜ふけと梅の花・山椒魚 (講談社文芸文庫 いC 13)

夜ふけと梅の花・山椒魚 (講談社文芸文庫 いC 13)

夜ふけと梅の花・山椒魚 (講談社文芸文庫 いC 13)

作家
井伏鱒二
秋山駿
出版社
講談社
発売日
1997-11-10
ISBN
9784061975910
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夜ふけと梅の花・山椒魚 (講談社文芸文庫 いC 13) / 感想・レビュー

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zumi

取り急ぎ、「山椒魚」のみ。コルタサルの同タイトルのものと比べてこんなに違うのか! 個人的には井伏鱒二の方が好きかも。実にいじらしい一篇だった。

2014/10/28

ほんどてん

一話一話が印象に残る16話の短編集。「山椒魚」とその原型とされるという「幽閉」も収められています。「ジョセフと女子大学生」での叔父さんとその親戚の女子大学生との様子も面白く、「屋根の上のサワン」では傷ついた鳥と出会った物語で、どれも心に残ります。「夜ふけと梅の花」は少し例えが違うかもしれませんが、数日前から家の玄関ドアの真上に巣を作って住み着いている大きなクモを、出入りする度に確認しているのですが、…頭の上に落ちてくるのではないか、家の中に入ってくるのではないか…と妄想している自分の心理のようだと....

2023/09/07

YO)))

ヒューモアと軽みの奥に秘められた、痛烈な哀切と強力な文学への意志。「朽助のいる谷間」での、朽助の感極まっての台詞「なんたる咎だりますか!」にそれが集約されているように思う。

2015/03/03

とろこ

好き嫌いがはっきり分かれそうな文体… わたしはとても好きです。 主人公に山椒魚を選んだのは世紀のナイスチョイスだと思う。あのぬめぬめした図体と、ちょっとふてこい顔が目に浮かぶ。 こういう目で世界を見ている人と話してみたい。

2012/12/18

amuy

伊坂幸太郎『3652』より、伊坂の好むユーモアは、自分に理解できるのかと、『ジョセフと女子大学生』を読んだ。多少可笑しみは感じられたが、エッセイにピックアップするほどのユーモアは感じられなかった。他の作品も読んで、井伏鱒二を知ってみたいと思う。

2020/01/20

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