われよりほかに 下: 谷崎潤一郎最後の十二年 (講談社文芸文庫 いO 2)
われよりほかに 下: 谷崎潤一郎最後の十二年 (講談社文芸文庫 いO 2) / 感想・レビュー
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谷崎作品のモデル研究等の基礎知識がないため、ここに書いてあることにどう反応してよいかよくわからないのだけれど、若い娘の足に執着し、踏まれて喜ぶ老人なんかはお手伝いさんとの間に見られた光景(腰のコリをほぐすためにな)で、しかもそのお手伝いさんはその行為が作品に使われたとも知らず(しかしぜんぜん関係ない女性が、あれは私がモデルだと喧伝したとかしないとか)、なんていうのはなー。そんなもんだろうとも思うし、もっと劇的であってほしくもあった気もするし。それにしても著者の編集者としての仕事上の人間関係スゴイ。
2016/03/26
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