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花筐,白雲悠々: 檀一雄作品選 (講談社文芸文庫 たY 2)

花筐,白雲悠々: 檀一雄作品選 (講談社文芸文庫 たY 2)

花筐,白雲悠々: 檀一雄作品選 (講談社文芸文庫 たY 2)

作家
檀一雄
出版社
講談社
発売日
2003-09-01
ISBN
9784061983458
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花筐,白雲悠々: 檀一雄作品選 (講談社文芸文庫 たY 2) / 感想・レビュー

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KAZOO

先日大林監督の映画を見たのとお気に入りさんの感想を読んで読んでみました。確かに3時間弱の映画に比べると短い短編ですが、こちらの方があっさりという感じがします。映画の方がもう少し密度が濃いという気がします。この中に収められている小説は、作者の自分の経験が大きく影響しているのでしょうが、後年の名作の「火宅の人」の原点となるような作品もあり楽しめました。

2018/01/07

keroppi

大林宣彦監督最新作の原作という事で読んでみた。そうでなければ手にしなかった本かもしれない。「HOUSE」以前から企画していたものだとか。死と隣り合わせの青春。大林さんは、この短編をどう映像化しているのだろう?大林さんの心を捉えて離さなかったものは、この作品の何なのだろう?ますます映画が観たくなってきた。

2017/12/28

のうみそしる

昭和初期の少年群像劇「花筐」。登場人物はもちろん情景まで美の観念が強い。教室から出る心の葛藤がとてもリアル。「元帥」にしても、檀は血の滾りとか生命の爆発といったような熱量を描くのがうまい。「自由を選ぶときに己が蒙る悲哀と刑罰は、また必ず己のものだ――。」(白雲悠々)

2022/04/14

もぽ

どうも感想を書きづらい。「終りの火」から見える妻リツ子への愛情深さと、「白雲悠々」での子どもの病気をほったらかして女と酒を求める男が、自分の中でうまく重ならないのである。もちろん私小説とは作品であるし、必ずしも本当のことが書いてあるとは限らないのだが。

2020/11/24

31monks

太宰治から滑稽味を抜いてナルシシズムが際立った感じ。

2013/04/25

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