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焼跡のイエス・善財 (講談社文芸文庫)

焼跡のイエス・善財 (講談社文芸文庫)

焼跡のイエス・善財 (講談社文芸文庫)

作家
石川淳
出版社
講談社
発売日
2006-11-11
ISBN
9784061984585
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焼跡のイエス・善財 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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Vakira

石川淳さん 初読み。世田谷文学館で展示されていたのでその存在を知る。そう言えば大好きなコボさんの「壁」の前書きを書いていた人でもあったので読んでみた。6編の短編集。「処女懐胎」であったり、「淫欲ハ即チコレ道ナリ」と善財童子は道を求めて淫欲から始めたとか、なかなか僕の大好きな艶っぽい話に肝捕まれました。そして現実の中にイエス・キリストの考え方が絡んで幻想的となる。登場人物が出会い、戦い、苦しむものは成程コボさんの作品の前書きを書いていた「壁」だったのか?この人も気に入ったので他作品読んでみたい。

2021/08/15

佐島楓

レポート作成のため、解説のみ参照。

2016/10/16

ビイーン

石川淳は初読。焼跡のイエスってタイトルに惹かれ読んでみたが、文が長くて読みづらく、感銘するものが見つからない。私には石川淳の作品を読みこむことが出来ないようだ。しばらく経ってから再挑戦しよう。

2022/12/31

loanmeadime

負いくさが始まったころの二作、終わってからのが四作、計六作が収録されています。幻想的な「山桜」、厭戦でも反戦でもないけどNoを言っているので発禁となった「マルスの歌」。乳房の「かよい小町」、キリスト教を背景にした 「焼跡のイエス」と「処女懐胎」。恋愛を見つめる「善財」と、まさに珠玉。かよい小町の軽くも深いやり取りが一番良かったけど、やっぱり検索しながらでした。善財童子見に安倍文殊院に一度行ってみよう。

2021/06/05

マウリツィウス

【《『イエス=キリスト』と、「省みる過去と追想」》】《『新約聖書』、そうですね、『ローマ書』を繙くことが普段多い》。「《そして、罪を覆われているものが「罪」を改める》」。《『贖罪』の意識》、《これを自覚する》。《「救済」主題の再考》、《「私」は真実にそれを知ることが出来るのでしょうか》。《「自己と問い」、「妥協を知り尽くす」。「唯(ただ)、己が為を思う」。「それも求められるのか」》。《「隠すこと」は「罪」に非ず》。《「人は人と異なる」、「これを受け入れることの難さ」》。《これを得る時に、人はやがて》。/鏡

2015/03/10

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