悪霊だってヘイキ 上 (講談社X文庫 106-10 ティーンズハート)
悪霊だってヘイキ 上 (講談社X文庫 106-10 ティーンズハート) / 感想・レビュー
クナコ
再読3回目。著者初期ホラーシリーズ第7巻。完結編。これまでそこここに散らしていた、SPR所長ナルについての伏線を一挙に回収しつつ、シリーズ最後の事件に挑む。舞台は廃校舎。本シリーズは廃校舎に始まり廃校舎に終わる。本作はこれまでの事件と比べ、じわじわと迫る恐怖感がある。餓鬼の姿。閉じ込められる怖さ。一人にされる怖さ。忘れてしまう怖さ。今こそ主人公の持ち前の行動力と明るさが活きる時。
2020/02/14
Natsumi
図書館
眞墨
(再読)ナルの事情が遂に明らかに…なる前にお仕事です(笑) 「することがない」ってアンタ!と思ったけど、今思うと自分の気を逸らすためだったのかい、ナルちゃんよ?(それはないか…?w) 最初から依頼は胡散臭いし心霊現象?は姑息だし、初読時から「試されてるなあー」と思った…何を、といえば麻衣がキャンプ場で思ったことを。仲間から切り離されて麻衣はどうするのか、は下巻に続くー。今回怖かったのは…「行方不明者を探すのを止めた」ってとこでした。
2013/08/06
紫鈴
古い洋館の時は、行方不明になるのが他の霊媒関係の人ばかりで、どうして仲間はそうならないのか疑問だった。が、そうなってみると気味悪い。代わりに子供が増えていき、それが最初からそうだったかのよう。徐々にナルの秘密が明らかに。☆4
2005/11/11
こまき
【図書館】悪霊シリーズ七作目。前回からの帰り道の出来事。廃校になった小学校で次々と消えていくメンバー。子供と入れ替わり、記憶が変えられてしまうのは怖いですね。全然違和感無く紛れ込んでるのが恐ろしいです。下巻にすぐ手を伸ばそうと思います。
2010/09/11
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