星に願いを
星に願いを / 感想・レビュー
Edo Valens
林真理子さんの初めて書いた小説は、今の彼女の小説とは少し違っていて新鮮だった。最後に結末を持ってくる構成も面白い。キリコの危なっかしい青春(キリコの過ちは自分もしてしまいそうなものばかりで、ぞっとする…)を追体験しながら、これがどうやってあの結末に結びつくのだろうかとワクワクする。林真理子さんの人間関係に対する冷徹な目線はこの小説のときから生きている。キリコの価値観はコロコロと変わってゆく。それはキリコの特徴でもあるけれど、成長しながらもずっと同じ価値観を持って生きられる人間なんて少ないよな、と納得した。
2014/08/29
一彩
「それは自分がやりたかったからだと思うよ」 だれかのためにと言いつつ,そうだよね
2016/02/13
☆カジュ☆
林真理子のデビュー作。この人はセンスとチャンスの素晴らしい遣い手なのだなと何者でも無い私は羨ましくなった。
2012/10/02
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