風のある生活
風のある生活 / 感想・レビュー
なみ
大橋歩さんの装幀なのに、カバー画像が出なくて残念。
2015/07/12
ラム
書架を整理中、偶然発見 購入時期も不明 装幀が大橋歩 長田弘とはと息長く付き合うが、原点は「私の二十世紀書店」本書は詩人長田らしい随筆、散文詩のよう 4章からなり一編は原稿用紙3枚程度の短いもの 幼少期を回顧した「風に語らせよ」に惹かれる 父親が若き日に出奔した故郷の村に初めて行ったのは祖父の葬儀 祖父はさえぎるもののない田で荼毘に付された 鮮烈な炎のイメージ「火がおどりあがった。生きもののような火の舌が、白い棺の白さをおおった」各編に表題はないが、巻末の小目次に掲げられている 折にふれて読み返したくなる
2021/11/20
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