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夕鶴恋歌

夕鶴恋歌

夕鶴恋歌

作家
澤田ふじ子
出版社
講談社
発売日
1985-03-01
ISBN
9784062018517
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夕鶴恋歌 / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

「 花篭に月を入れて」(小説宝石昭和58年3月)美濃大垣藩寺社町奉行の息子でうつけ者と噂され、縁談の相手にも何度か断られている若い武士塩川荘太郎が、世間の評判とは異なり、意識的に真の姿を隠していた事をひそかに彼を慕う女中おみつが知り、事の真相がわかる。題名は『閑吟集』の歌の文句「花篭に月を入れて、漏らさじこれを、曇らさじと、もつが大事な」から取られており、その文句でそれとなく二人の心の通いあいを示した。男と女の結びつきは、御盆に張った水を二人で一生持ち運ぶようなもの。

2004/06/07

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