探究 1
探究 1 / 感想・レビュー
再読。やっぱり、読みやすい。『探求Ⅱ』はこれを逆立ちさせている場所から話を始めている。『探究Ⅱ』の方が議論が錯綜していて難解に思うのだけど、こちらは見通しがクリア。ウィトゲンシュタインの「教える-学ぶ」(「言語ゲーム」)をベースにして、マルクスの価値形態論、キルケゴールの「他者」論など横滑りさせながら、とにかく「独我論」(=「超越論的主観」)を回避しながら如何に「外部」に到達させるのかそれについてひたすら書いている。
2017/05/11
amanon
二十数年ぶりに再読。当時、変に勘違いしてわかったような気になり、知的気分に浸っていたという事実に赤面するくらい難解な代物だった。一体何をわかっていたというのだろう?ただ、難解というだけでなく、マルクスやヴィトゲンシュタインなどの思想家に対する著者の解釈がユニークというか、時としてアクロバティックでさえあるのも、理解しづらい要因だろう。また、改めて読み返してみると一貫した流れがあると思っていた各章の繋がりが、実はそれ程堅固なものではなかったということに気づかされた。そのゆえに更なる深読みが可能かも?
2016/05/31
放蕩息子
再読
2013/03/31
5
泣きながら読んだ。
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