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風のターン・ロード

風のターン・ロード

風のターン・ロード

作家
石井敏弘
出版社
講談社
発売日
1987-09-01
ISBN
9784062036238
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風のターン・ロード / 感想・レビュー

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KJ

冷たい冬の空気。見下ろす神戸の景観。人生を投影するバイクとカメラ。臨場感に溢れるロード上の描写からは疾走を通じた無言の会話が伝わる。不幸な境遇と奇妙な邂逅。繋がる因果と重なる偶然。血を巡る戦争。複雑な血縁関係の裏側に潜む愛憎。様々な利害が絡み合い軈て殺意が芽生える。全体が不自然の中に唯一自然が存在すれば逆に不自然になる。言葉は時に凶器になる。何気無い一言が天使の様な人間を突然悪魔に変貌させる。想い自体は純粋でも擦れ違う事で悲劇を招く。全力で誰かを愛し命を賭して想いを伝える。切ないが本望とも呼べる生き様だ。

2022/12/31

こうてん

何となく色んなモノを詰め込みすぎて、うまくまとまっていない感じ。本格要素もあるが、途中ちょっとハードボイルドっぽい場面もあり、テーマが良くわからん。

2013/11/13

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