柳生非情剣
柳生非情剣 / 感想・レビュー
ゆき
★★★★★:あとがきにあるとおり、まさに柳生一族の「惨憺たる肉親相剋の地獄変相図」。通説とは違う解釈で描かれている事柄もあるようだが、時代小説としてはとても秀逸で、「人でなし」である彼らの強さと切なさを十分に堪能できた。
2015/11/16
わたなべよしお
お盆休み、実家の書庫にあるのを見つけ、夜中から読みはじめてしまった。隆慶一郎は昔から好きだけど、何度読んでも面白い。僕の好きな柳生兵庫はわずかしか出てこないけど、その子兵助、兵庫の父新次郎の話など、いいねぇ。
2014/08/13
しいかあ
なんか十兵衛が弱っちく見えてくる。ある話で敵役だったり脇役だったりした人がその次の話の主人公だったりするので、ひと通り読んでからもっかい読み直すと、単純な悪役やチョイ役の人がほとんどいない事に気付かされる。それから、史実の隙間を縫うようにして伝奇的なエピソードを挿入していくやりかたも面白かった。
2011/03/22
感想・レビューをもっと見る