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スメル男

スメル男

スメル男

作家
原田宗典
出版社
講談社
発売日
1989-04-01
ISBN
9784062043588
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スメル男 / 感想・レビュー

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ばりぼー

二十数年ぶりの再読。無嗅覚症のぼくが友人の研究していたバクテリアに感染し、体からとんでもない悪臭を放ち出すという奇想が炸裂する怪作にして快作。東京都全域に波及する異臭騒ぎを引き起こし、犬は悶絶逃亡、治療にあたった医者は嘔吐失神。両脇にアイスノンをあててノンスメルを詰め込んだツナギをガムテープで封印って、姿を想像しただけで笑えますが、加齢臭の気になるオジさんには笑い話では済まされない結構キツイ部分も…。後半はややシリアスになり過ぎて勢いが削がれるものの、寓意性に富んだ気合の入った傑作エンタメです。

2016/06/19

(can´﹀`*)/

なんなんだー不思議なお話でした*スメル男というまったく内容を想像できなかったけど、読んでてもどうなるのかどんな物語なのか謎でいっぱいだった!でも中盤からは一気読み!なんだかんだで楽しい読書でした(^-^)ありがとー

2014/08/22

ぱなお

★★★★★20年近く前に友人が貸してくれた本で、その後初版単行本を見つけて購入し、一番長いこと本棚にいるであろう大好きな本。かなり久しぶりに読み返した。タイトルと無嗅覚症という、ちょっと意外性もあって面白そうな入りに、内容は少年漫画のようにベタだったりする。でもやっぱり初読時のようにちょっと目頭熱くなるし、「大丈夫、鼻栓してるわ!」にクスッときたり、切なさと爽やかさも同居する。やっぱり好きだわ。そしてこの本を貸してくれた友達もそうだったんだろうな…って思うと、その人のこと忘れないもんだ。

2018/01/10

カイエ

何十年ぶりかの再読。いやあ、嗅覚がない状態で読むスメル男は良いですね。くさいくさいとケロケロ吐く描写を読んでも何も感じない(笑)。主人公にイラつく読者も多いようですが、私は完全に主人公目線でした。もう30年以上前の作品ですが、さほど古さは感じません。エンタメ好きの方は是非。

2022/07/26

海さん

こんな壮大な物語になるとは。

2019/05/18

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