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市塵

市塵

市塵

作家
藤沢周平
出版社
講談社
発売日
1989-05-01
ISBN
9784062044363
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市塵 / 感想・レビュー

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mattya

新井白石と言う人が何時の時代に生きて何をしたのかが良く分かりました。

2016/07/14

fuku-fuku-fukui

読み応えのある本だった。特に将軍家宣の政治顧問になってから市塵の人となるまでの白石の心情の描写がすばらしい。絶頂にある人がその力を失っても絶望することなく、自分のやりたいことを一つ一つ形にしていくところに心を打たれた。白石の一生は知行合一の道であったと思う。

2024/02/09

ソラ

久しぶりにまとまった読書。読み応えあり。新井白石のことはもとより、江戸時代の経済、長崎貿易、切支丹の密入国、外交、政権交代あるいは権力争い等大変興味深い。朝鮮通信使の接待は現在の日韓関係を彷彿させてくれる。江戸時代の深読みをしたように思う。

2019/07/24

沼田のに

新井白石の藤沢周平の研究本。じゃ、なして新井白石を研究して本編を書いたか?。タイトルと表装画の示す通り、国家を説く現役を退いて市井に戻ると自分の命を賭した事業は塵芥のごとく四散し、じゃ何が大事か、新井白石でも分かんなくなっちゃう、と作者自身の食わぬが為の文筆業を照らし合わせて考えたって事かな?白石の政の仕事は周平の文学賞目当ての仕事。引退後の白石の仕事は藤沢の沸きあがる意欲の仕事。ってか。6/10

2014/02/08

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