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倒錯のロンド

倒錯のロンド

倒錯のロンド

作家
折原一
出版社
講談社
発売日
1989-07-01
ISBN
9784062044417
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倒錯のロンド / 感想・レビュー

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yukision

盗作されて復讐する話。叙述ミステリーということで注意して読んだからか、途中までは気になる部分が合っていたものの、まさに倒錯の世界で最終的には訳が分からなくなった。非常に読みやすかったからサクサク読んでしまったが、もっとじっくり読んだ方がよかったかも。

2020/03/19

あっ!chan

覚悟して読みました。いくつかの伏線には気がつきました。でもそれ以上のプロットで完敗ですね。まさに倒錯(ひっくり返すor異常な行動)とそしてロンド(繰り返し)の世界です。叙述トリック&作中作&異常な性格と…読めば読むほどわかりやすい文章なのに混乱してきて、二つの世界が同時進行、これを読み解くのは本当に難しいと思いました。初期の作品から畳み込むようなどんでん返しは健在だったんですね。ますますファンになりました。

2020/06/10

とも

★★★★作家の代表作。小説の新人賞を目指す主人公という、あまり好まないテーマである。それですら面白い。が、作品を盗作されることから物語はあらぬ方向にどんどんと進んでいく。多くは語らないが、徹底した叙述トリックを駆使した作品。騙されることは間違いない。

2018/10/11

☆エンジェルよじ☆

折原さんの作品は『~者』シリーズしか読んでないけど、うひょっひょ~(≧∇≦)面白かった~山本の楽観すぎる性格と城戸の親切?を受ける場面から「早く投函しなよー」と思いながら・・あとは作者の思うまま状態で読了。一気読み久しぶりでした。同じ倒錯が題名になっている本も図書館予約しちゃおうかな~

2013/12/08

Cinejazz

『月刊推理』新人賞応募作『幻の女』の〝盗作<剽窃・パクリ)>〟を巡り、〝倒錯<倒置・歪曲・曲解・変態>〟と掛け合わせた大波乱の型破りな小説。第一部「盗作の進行」から第二部「倒錯の進行」まで、読者を引きずり込んで離さぬスト-リ展開は息を吞む面白さです。そして第三部「倒錯の盗作」に継ぐ「エピロ-グ」において、著者の宣告〝衝撃的なドンデン返し〟の仕掛けが大きな穴を開けて待ち受けています。果たして〝倒錯のロンド<輪舞・回旋>〟から抜け出せるのか?著者のみぞ知る〝現実と虚構〟の連続技に驚くべき結末が待っています。

2021/02/09

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