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B型陳情団

B型陳情団

B型陳情団

作家
奥田英朗
出版社
講談社
発売日
1990-09-01
ISBN
9784062049375
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B型陳情団 / 感想・レビュー

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Satomi

「B型陳情団」B型の奥田さんが発作で付けたキュートなタイトル♪血液型にまつわる話ではありません!!!!発行は1990年、バブル期のエッセイ。頑固でアマノジャク、少数派の意見をB型代表として代弁したとの後書き。とにかく面白い♪もちろん1990年という時代背景の妙もある。当時は今よりも不便だったかもしれないけれど自由だった。きっと今だったら辛辣過ぎてボツになるであろうネタが満載~♪いつだって私のハートを鷲掴みして離さない奥田さん♡このエッセイもサイコーです(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡

2016/11/13

猿吉君

最初のエッセイ集にして後の要素が詰まった傑作、奥田ファンなら当然読んでいないといけない・・・かな。①さすがに今だと書けない当時の人達に向けた文句まみれの過激な文章、好きです(笑)②ちょっと東海林さだお先生入ってます。③まだ職業が作家ではなくてライターさんなのがフットワークの軽さに繋がっているのかな。④車の洗車の話が一番笑ってぞっとしました。点数80/100→読んでいてこういう人と喧嘩しては絶対にいけないと思いました、一言でいうと面倒くさい人だなと(笑)。でも友達でいたら頼りになりそうです。

2023/09/05

桜もち 太郎

なかなか手に入らなかったこの作品、メルカリで安く購入することができた。これで奥田作品コンプリート。1990年発行ということで、当時の緩さが感じられる。例えば「少しだけサイコロ賭博をやり、3500円程負けて」なんて今では到底書けない話。またほとんどのエッセイが、血液型B型からくると称して、社会や人間の行動を斜めから見ている。いわゆる偏屈なのである。「大爆笑エッセイ!」とはいかない。でもエッセイはその作者のバックボーンを表すと思っている。これらのエッセイが、どうのちの作品に影響しているのか興味深く読めた。

2023/04/29

aocchi

同じB型としては共感できるところ満載で、ここまで言っても良いのか?と思えるところまで突っ込んでいます。そこがまたスカッとする。そばや等に対する矛盾は常々感じていたことなので、やはり自分は正しかったと確信を得られて嬉しいことこの上ない。小説家デビュー前のフリーランス時代の作品とのこと。時代の変化は感じますが、今も昔もそれほどの違いは無いんだな~と人間の性に恐れおののく場面も多々。そんな自分でもちょっとそれ言い過ぎじゃない?と思う場面も・・・。当時、圧力がかからずに出版までこぎつけたことにホッとしています。

2021/05/06

でこりん

奥田さんの初出版本。いやぁ、やっぱり私、改めてこのお方のあまのじゃくな物の見方が大好きだ!と再認識。個人的には、みかんについてひたすら考えてる章と、競歩に対する疑問の章がツボ。それと、日本の社会は何故若くて可愛いだけの子をTVに出したり、マスコット的に扱いちやほやするのか?の、洞察、推論はとても鋭い!私と奥田さんは 「恥ずかしい」と感じる事象が似てるなぁ、と嬉しくなった反面、げげ!私も充分恥ずかしい日本人だったかも!?と焦ったり・・。奥田さんのエッセイ、他のも徹底的に読みたくなった。

2015/06/25

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