うたかた 上
うたかた 上 / 感想・レビュー
カルロス
1990年頃の話で、夫がいる女性への電話で、1度コールしてから時間を空けてもう1度かけるなど、時代を感じさせるものもありました。当たり前のようにある携帯のせいで、当時のやりとりのもどかしさや頼りなさを想像するのが難しくなってきていると思います。便利になればなるほどに無くなってきたのかなと感じるものに、アナログが作り出す物語のふくらみがあります。これは、恋愛などに限ったことではなく、様々なところにあると思います。手書きのメモの味わいや手紙の行間。便利になったからこそ、改めてよさを感じるものがあると思います。
2014/11/02
Yumikoit
麻酔 を読んで渡辺淳一モノをもう何冊か読んでみたいと思ったが、これはどっちかというと不倫の官能小説っぽかった。もちょっと社会派を読みたい。
2013/08/04
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