野ばらたち
野ばらたち / 感想・レビュー
エドワード
尚子は外遊びが大好きな小学六年生。父親の勤める会社の社長邸の門内に社宅がある。昭和三十年代の東京の暮らしを子供目線で描く。彼女は私より一回り年上かな。スーパーのない頃の商店街や学校や家での遊びが私の経験と重なる。お誕生日会にクリスマス、紙芝居屋も懐かしい。たびたび出て来るお屋敷の子供たち<いいところの子!>が印象的だ。「カレーとトンカツ以外に洋食を知らない」尚子チャン、スパゲティに驚いたみたいね。途中でモダンな団地に引っ越し、越境通学で高校生男子にドキドキ、ジーパンで大人気分、思春期の始まりがほろ苦いネ。
2016/02/07
カンパネルラ
作詞家である作者の小説。話は淡々としてそれほど面白いわけではないが少女の観点が昭和の30年代の視点として比較的リアルに出ているのが懐かしい感じで悪くない
2007/09/21
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