KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ウロボロスの偽書

ウロボロスの偽書

ウロボロスの偽書

作家
竹本健治
出版社
講談社
発売日
1991-08-01
ISBN
9784062053785
amazonで購入する

ウロボロスの偽書 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

花嵐

★★★☆☆ 学生の時以来の再読になるのだけれど、当時よりもこの小説の独特さを楽しめなくなっていたのは年を取った証か…。当時の私はこの小説のメタ具合に「この複雑さがたまらん!」と思っていたのだけれど、あれから何年も経った今となってはそう目新しくは感じず。でも不思議な魅力がこの作品にあるのは確かなんだよなぁ。

2019/04/25

tomike

匣の中の失楽以来の竹本健治作品。他の方も書かれていますがとにかくメタここに極まれりってくらいひたすらメタ。メタメタメタミステリ。地の文すら全く信用できない。そして、本は完結したけどその上位にもメタがある。竹本健治本人は更に上位にいて。我々は竹本さんの1つ下位のメタ世界の中で、踊らされているのだろう。宇宙物理学をふんだんに取り入れた推論の展開などは楽しく読めましたが、個人的にはイマイチで、オチに向かうにつれてうーんこの…となっていきました。そのモヤモヤとした気持ち悪さを楽しむ作品な気はしますが、そこはそれ、

2018/06/25

つばめ子

★★☆☆☆こういうのをメタミステリっていうのだろうか? 好きな作家さんがいっぱい出ててファン的には嬉しい一冊。辻村さんのウロボロスに登場するような作家になりたかったという言葉に納得。

2018/05/26

氷沼

よく分かりません(笑)これは通勤時に読む本ではないですね、私が間違ってました。 メタミステリとはいうものの、「メタ」の部分が強調されすぎていてミステリとしての面白さが削がれている気が…もっとも、そういう作品なのかもしれませんが。探偵小説として読んではいけないですね。 『ウロボロスの基礎論』、『ウロボロスの純正音律』と続けて読むつもりでしたが止めます。

2012/02/21

あんすこむたん

「こうしてこの小説は終わった(のだろうか?)」というあとがきの言葉がぴったりと来る展開。「メタ」を強調することによって迷いこむ世界がここにある。

2014/09/14

感想・レビューをもっと見る