KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

リズム

リズム

リズム

作家
森絵都
出版社
講談社
発売日
1991-05-28
ISBN
9784062053808
amazonで購入する

リズム / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ミロリ

ピュア。初読時はさゆきの恋が叶ってほしいといかにも女の子目線で思っていたけれども、再読した今は真治とはくっついてほしくないと親心的な目線で思ってしまう……というか注目するべきところはそこではないのだと再読して分かった。大人の事情や学校、友達、好きな人、色んなことと関わりながら、その中で生きてる中学生のさゆきを見るべきだったんだな……と。真治の言う「リズム」、自分のリズムを把握できればいいんだけどな。そして相変わらず、大学生となった高志がどんな感じなのか読後真っ先に気になる。

2014/07/25

はるれんママ

森絵都さん、繊細で難しいお年頃の心理状態をすごく的確に丁寧に描かれている作家さんだなといつも思います。中学生位の時って、大人からしたら「そんな事」でも、本人達にとっては一大事で、分かってもらえないもどかしさからイライラしちゃってた気がします。さゆきがテツがしんちゃんがそれを思い出させてくれました。「自分のリズムを大切に」。簡単なようで実はすごく難しい。周りに振り回されず、自分のリズムで生きていく事の強さを忘れないようにしたい。そう思わせてくれた作品でした。

2022/09/18

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

私が産まれる前に生まれた物語。森絵都さんのデビュー作。不安定で、それでいて逞しい、ちぐはぐな青春を見事に描き出しているなと。自分のリズムを大切に、それは子供はもちろん大人にも言えること。ワン、トゥー、スリー。ワン、トゥー、スリー。

2018/02/14

かいゆう

中学一年生。小学生の頃とは違い、友だちや家族との関係の中で、楽しい以外の周りの状況が見えるようになって影響され、不安定になり始める頃だろうか。『まわりの音なんて関係ない』『自分のリズムを大切にしろよ』背中を叩いてもらった気がします。『あたしたちにとっては、このくだらない瞬間が宝物みたいに大切なんだ』10代の頃はいろいろあったけれど、やっぱりよかったなあと懐かしくなりました。

2014/11/08

ふみ

著者二十歳のときの作品。うん、二十歳だな、こういう作品は子どものときに読みたかった。 いいお話です。

2018/10/23

感想・レビューをもっと見る