本のお口よごしですが
本のお口よごしですが / 感想・レビュー
そうたそ
★★★☆☆ 古書店主でもある著者によるエッセイ。当然、古書にまつわる内容も多くなっているが、新刊本にはない人間ドラマが古書には詰まっているように思う。また、古書店に集う人もまたなかなかに個性豊かであるとも言える。ひとつひとつの話はすごく短いが、どの話もすごく濃い。古書店にまつわる話をもっと読んでみたくなった。
2024/04/30
xtc1961ymo
古本屋出身の小説家、出久根さんの、古本まわりの、エッセイ、コラムらしく、ひとつひとつは極めて短いが、かなり心に深くしみます。特に少年時代の友達と本、そして、美少女も登場するお話など、私にも身に覚えがあるような、こそばゆい懐かしい感覚を経験しました。最近は女子の古本屋も当たり前になってきて、この風潮を作者はどう思うのかしら、とまれ、本は残るが、人は消える。
2015/03/15
澤水月
930112
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