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空飛び猫

空飛び猫

空飛び猫

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
S.D. シンドラー
Ursula K. Le Guin
S.D. Schindler
村上春樹
出版社
講談社
発売日
1993-03-01
ISBN
9784062058803
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空飛び猫 / 感想・レビュー

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ままこ

読友さん達が読んでいて気になってた本。羽根が生えてるタビー兄弟が母猫のもとから独り立ちし住む場所を探す旅に出る。村上春樹さん訳の優しく語りかける文章が心地よい。辛い目にあってたタビー兄弟が優しい子供達に出会えてホッとした。空飛ぶ猫達のその後も気になるので続編も読みたい。

2018/02/23

ぶんこ

都会で生まれた4匹の子猫には翼が生えていた! いいなぁ、この発想。 親離れして森にたどり着いたニャンコズ。 森の中の生活も結構きびしかったのですが、ある日スーザンと兄のハンクと出会い、満ち足りた幸せの予感。 この本の前に台湾の「猫楽園」を読んでいて、屋根から屋根を翔ぶ猫写真を観ていたので、少し飛ぶ姿がリアルになりました。 私も飛ぶところを見てみたい、翼を撫でたい。 村上春樹さんの翻訳も素敵でした。

2016/01/29

ケロリーヌ@ベルばら同盟

【猫本を読もう読書会】愛らしいこねこは、それ自体が宝石のようなのに、その上、綺麗な翼まで生えていたら…。お父さんが飛び回って遊んでばかりいる猫だったから?お母さんが空を飛んで、この危険で汚れた都会を出て行く夢を見たから?ジェーン・タビーお母さんは、四匹のこねこを愛情豊かに、威厳を持って育て上げ、猫の掟に従い広い空へと送り出します。文字通り、翼を広げて。けれど羽があろうが世界は厳しさに満ちています。こねこたちは、安らげる居場所を見つける事が出来るのでしょうか。美しい文章、装画、訳文と三拍子揃った名シリーズ。

2019/02/20

♪みどりpiyopiyo♪

あらっ、子猫に翼が…。翼がかわいい4匹の冒険物語です。■この子たちに会った時、母猫はどんなに驚いた事でしょう。なのに、何となく納得してる風なお母さんの鷹揚さが好きです♪ ■生き生きとした物語も然る事乍ら、S.D.シンドラーの絵が綺麗で、村上春樹さんの訳注とあとがきも楽しく読みました。■翼の生えた猫の兄弟が、お母さんのもとを離れて旅に出る。これだけで、どんな冒険が始まるのかわくわくさせる とても素晴らしい物語。力を合わせて生きていく姿にほのぼのしました ( ' ᵕ ' ) (1988年)(→続

2018/01/09

ベル@bell-zou

翼の生えた四人の猫に見つめられて思わず手に取る。猫、しかも翼があるなんて!…と思ったのは私だけではなかったよう。但し違う意味で。ふくろうがゆっくりゆっくり考えて…、そして翼を折られ巣に戻ったひとりの猫。その場面を直に描かないことで自然の厳しい掟を感じさせる。猫のきょうだいたちが見定めようとする、にんげんの兄妹。その手は良い『手』?いけない『手』?お互いの距離が狭まっていく緊張感、そして安らぎ。猫の柔らかさは人の手も心も優しくする。勿論、翼がなくても。言葉を交わせる人間同士なら、もっと容易いはず…!↓

2018/07/10

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