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帰ってきた空飛び猫

帰ってきた空飛び猫

帰ってきた空飛び猫

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
S.D. シンドラー
Ursula K. Le Guin
S.D. Schindler
村上春樹
出版社
講談社
発売日
1993-12-01
ISBN
9784062058810
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帰ってきた空飛び猫 / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

わーい ひとまわり大きくなった空飛び猫たちの新たな冒険のお話だよ。■翼のついたステキな子猫たちが 母に会いたくて再び旅立ちます。都会で危ない目に遭わないかとハラハラ読みました。■シリーズ2作目。このシリーズは、生き生きとした物語や S.D.シンドラーの絵、村上春樹さんの軽妙な訳に加えて、瀟洒な装幀が素晴らしくって。判型、見返しの色、本編の紙の感触、フォント、ページの振り方まで、どこを取っても過不足のない装幀は坂川栄治さん。ぜひハードカバーで読んで欲しいご本です ( ' ᵕ ' ) (1989年)(→続

2018/01/09

ベル@bell-zou

夏休みこども科学電話相談で“恐竜は敵から逃げる為に飛べるようになった”という先生の回答を聴き、ふと思った。では…空飛び猫の翼は何のため?もしかしたら人間の悪い手から逃れるため。でも。農場で出会ったハンクとスーザンの手。ジェーンお母さんを抱き上げたおばあさんの手。良い手の人間も確かにいると、4匹+1匹の空飛び猫たちは知っているのだと思う。再会したお母さんの元でひと時寄り添って眠る猫たちの絵も温かいけれど、ハリエットとジェームスが、仔猫が警戒しなくなるまで香箱座りでゴロゴロ♪じっと待つ場面もとても良いなぁ。

2018/07/30

mii22.

再読。『空飛び猫』の続編。翼をもった4匹の子猫達がたくましく成長し、お母さんに会いに行く冒険のお話。新たに出会ったもう1匹の翼をもった黒猫のおちびちゃんを助けだす、ハリエットとジェームズに頼もしさを感じます。あとがきの言葉「ファンタジーというものはとても個人的なものなのです。それはあなた一人に向かって開いたり閉じたりする窓なのです。」が印象深く残りました。

2015/01/03

yumiha

前作『空飛び猫』よりハラハラドキドキした。まだ羽の治っていないジェームズをなんで行かせるのよ~、と作者ル・グウィンの目論見にしっかり乗せられている私。ジェームズとハリエットになかなか馴染まないチビ黒猫にイライラ、そんなことをしているうちに迫る鉄球!!そんな緊張は、ル・グウィンにとってお手の物の展開ですな。いつもなら、注釈なんぞ、えぃ~うっとおしいと思うのだが、本書ではチビ黒猫の鳴き声に込められた語感を臨場感あるなあ、ふむふむと読んだ。村上春樹でも、英語との語感の違いまでは、訳しきれなかったようだ。

2015/10/26

にゃんこ

【図書館】 「空飛び猫」の続編。 何不自由なく暮らす、4匹の空飛び猫たち。 今回は、その中から「お母さんに会いに行きたい‼︎」と強く願った2匹が、生まれ育った故郷に里帰りする…というお話。 途中で意外な出会いもあり、今回も楽しく読了。 村上春樹さんの訳注は今回も健在、動物の鳴き声って、お国柄でこうも違うもの…なんですね(^^;;

2014/12/04

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